指板を押さえる位置を正確にセットし、実際の音(周波数)を確認してみました。
音計測
最初にチューナで正確にチューニング
次に、クランプを使い、ナットから82mmの位置を押さえる。指板の裏が平らでないので、固定しずらかった。開放弦(Aの音)とこの状態(Dの音)で実際に弾いて、iPoneアプリで録音した。
周波数解析
録音波形をフリーソフトで表示、実際の周波数は次のようになった。
Aの音:441.4Hz
Dの音:592.7Hz
(横軸が変わってます)
考察
計算上、Dの音は590.0Hzなので、実測と2.7Hz差。ほぼあっているといってもいいでしょう。
ただ、クランプの写真をよく見てみると、ナットのところのスケールが1mmほどずれている。よって、クランプ位置は、82mmでなくて、83mmなので、その時の周波数を計算してみると、593.6Hzとなる。これに、Aの音の計測時の誤差0.6Hzを加味すると、計測結果は、592.7+0.6=593.3Hzとなり、かなり一致している結果となった。
以上から、指板を押さえる位置の計算は正しいことが確認できた。バイオリンも物理法則にのっとているので、当たり前ではあるが。
バイオリンの波形を初めて確認してみました。結構複雑な形してますね。