Baumkuchen’s Workshop

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電動丸ノコを買ってしまいました(ウッドデッキの修理#1)

半ば衝動買いで、電動丸ノコを買ってしましました。

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近くのカインズで、特価¥4980なり。値段に負けました。

何で、カインズに行くことになったかといえば、ウッドデッキの修理が必要になったからでした。

 ウッドデッキの床板の腐食

ウッドデッキの床板の外周部が腐っていました。上に、サンルームを設置しているので、室内は全然問題無いですが、雨に当たるデッキ部周辺の木が腐ってました。(幕板と呼ばれる側板を止めているネジがガバガで、今にも落ちそうでした)

10年以上前に設置したものですが、近年は、腐食対策を兼ねたペイントも、さぼっていたせいもあり、かなり、いってました。昨年2月頃の物置作業場化計画の頃には大丈夫だったんですけどね。

もともと、雨ざらしの部分は、ところどころ痛んでは修復をしていましたが、今回、かなりヤバいです。

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幕板(側板)を外して、外側から見た所。これでも、2cmほど鋸で切ったあと。

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サンルームの柱の下も腐食。

 床板を修理します

 

 2×6の防腐防蟻処理済みのSPF材を購入、腐った板と交換します。ただ問題は、寸法がぴったりでないこと。現在のウッドデッキの板厚は、36mmですが、SPF材は38mmと微妙に厚いことです。サンルームを解体する訳にはいかないので、今ある板を止めているビスを外して、横から抜いて取り出した上で、そこに、新しい板をはめるつもりですが、たった2mmの厚さの違いで入りません。))

電動カンナがあれば一発ですが、今のところ、そんなに使用頻度も高くないので、買ったりするのは選択肢としては取れません。

今回は、サンルームの支柱下の床板は、横から挿入することができそうなので、大引(と言うらしい)のところだけ36mmに削るつもりです(左図)。サンルーム(レール)の真下の板は、どうしようか思案中ですが、1,2か所であれば、力を分散できると思うので、外側の一部を切ってつぎ足すつもり。(右図)。

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大引(根太)の被害甚大

(2021.5.2 加筆)

サンルームの支柱の下以外に腐食したところがないか確認すると、ありました。上の写真の奥側(家に近い側)の大引(根太とも言うらしいです。ネットで調べると、大引きの上に置いたのが根太らしく、我が家のものは、両方を兼ねているらしい)の床板をスクリュー止めしているあたりが、腐ってました。

で、少しほじってみると、腐っている範囲が予想以上に大きく、次々と床板を外しながら確認すると、30~40cmもダメでした。悲惨です。

f:id:Baum_kuchen:20210502210326j:plain腐った部分を切り出したところ。

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切り出したあと。左がサンルーム下、右は外部のデッキ下。

左の写真は、サンルーム下の床板の下です。端から床板1枚分のところに鋸を入れて大大引をカットすると、カット面は腐ってませんでした。サンルーム下がこれ以上、いっていたらヤバいです。右の写真は、束柱のところで大引が分割していたところで、反対側の大引きの中まで腐食が進んでいます。

原因は、”シロアリ”でした。腐った木片の間からでてきました。こんなことなら、ちゃんとメンテするんだった。と、後悔先に立たずです。

大引の修理は大変

 腐敗し大引を切ったのは仕方ないが、どう修理するかです。少し中が腐った大引きもどうするかですが、本来ならサンルーム下の束柱のところから、外部の束柱までを1本の大引で渡さなければいけませんが、そんなことをするには、サンルームを解体しないとできません(と思う)。

幸い、サンルーム下の束柱から手前は、そんなに距離がないので、サンルーム自体の荷重はほぼその束柱が支えている格好。なので、切り落とした大引の中間位のところに新な束柱を立てる方針としました。ちょうど、サンルーム前側にも、その位置に束柱があったというのも、もう一つの理由です。

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(2021.5.3加筆)

まずは、束石の設置から。これは、カーマから買ってきた羽根付きピンコロ石(150×150×150)を地面を均しておいただけ。本当は、砕石を底に敷いたりモルタルで固めるほうが良いのでしょうが、少し手抜きです。束柱も大引の高さを考えて設置しました。

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束柱を4X4の角材から切り出すとき、電動丸ノコで切れる深さが最大47mmなので、4面から切り込みを入れました。が、ガイドと刃の角度が直角でなかったため、切断面がデコボコになってしまいまし。結局、木工やすりである程度平らになるように仕上げをする羽目に。電動丸ノコの使い方がまだまだです。

 

ついで、大引の設定ですが、中が少し腐った大引をそのままには出来ません。少しほじくると中から白いものが出てくるではありませんか。どうしようかと思案の挙句、簡易的な継手を作ることにして、思い切って腐食した部分をカットしてしましました。

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ノコギリが入れずらかったので、きれいには切れませんが、とりあえず腐食した部分は完全に取り除けました。年輪に沿った形で、かなり奥まで腐っていました。大引の上のブロックが、切り落とした部分です。

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もとあった束柱も腐っていたので新しいものに交換。カットした大引きが束柱まで達していません。また、カット面も真っすぐでないし、大引き自体もねじれているようです。

でも、どうしようも無いので、継ぎ足す大引きを長さを揃えて切り出します。継手のところも、現物合わせで形を作っていきました。

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何とか形にはなりました。

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が、お互いの大引きの面がずれてます。元からあった奥側の大引きが大きく傾いています(後の床板との間に隙間あり)。少し、カンナ掛けするつもりですが、この状態で床板が載っていたはずなので、このまま上から床板を張ってしまいます。ウッドデッキなので、多少の段差は、愛嬌とします。

 

(2021.5.4加筆)

床張り

ようやく床貼りです。

床板が微妙に厚いので、大引と当たるところを約2mm削ります。やすりでやったら日が暮れるので、電動丸ノコから刃を2mm出して、何回も往復させて削りました。あと、木工やすりで荒仕上です。1か所2~3分程度でできましたので、ずっと楽です。ただし、削っていくと電動丸ノコのガイドが当たるところが減りますので、削りすぎないように板面とガイドをしっかり押さえつける必要があり、結構、手が疲れました。

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右の写真は、大引の上に削った位置を合わせたところです。写真では良く分かりませんが、とりあえず成功です。

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床板を固定したところです。サンルームの柱の下に床板がうまく嵌めることができました。片側完成です。

反対側も同じように修理します。まずは、古い床板をはがした所。大引きに腐食等はありませんでした。

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床板をはりました。側板も元あったものを上面を少し削っただけで再利用です。塗装の色が茶色いのは、レッドウォークを買ってしまったからです。こんなに色の差があるとは。
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以上で、大きな問題のサンルーム下の床板の張替えが完了しました。 

床張り(その2)

サンルームの外の床板も張り替えます。

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赤茶色の床が、新しい板を張った所。それ以外の床は、腐食部分を取り除いたリサイクル床になります。なので、少し寸法が短くなっていますが、写真奥側で調整したので、実用上は問題なしです。

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あまった床板で、ちょっとしたステップを作ってみました。単に置いているだけですが、役に立ちそうです。

 

ウッドデッキの修理は、まだまだ続きます。