Aquilaの改善#3です。
長時間掛かるので、夜中も印刷。ドアを閉めればなんとかなりますが、やはり音はそれなりに大きいです。騒音の元凶である、ファンを静かなものに変えてみます。
ファンの静音化
Aquilaに付いているファンは次の通りです。交換後のファンが本当に静かなものになるかは、ちょっと分かりませんが、静かになるとのYoutube動画に騙されてみます。
- 押出機 24V 40mmx10mm (Hxrfan EFS-04D24L)2個 ?dB、?CFM
- コントローラ 24V 40mmx10mm (同上) 1個
- 電源 12V 60mmx15mm (CCHV CHA6012RM-15A)1個 33.6dB、22CFM
購入したファンは、次の通りです。
60mmのファンは、スペック上8.6dBも静かになってます。果たして実力は?
ファン交換前の騒音計測
現状のAquilaの騒音を測ります。計測の仕方は、iPhoneの”dB Meter”というアプリを使って測りました。絶対的な精度はともかく、ファン変更による数値データによる相対比較ができればいいです。
結果は、
- 電源オン 53~57dBA
- PLA余熱 57dBA
- プリント 57 → 61dBA
となりました。
電源オンで、押し出し機のファンが1つ回りはじめ、PLA余熱でコントローラのファンが回り出します。電源のファンはプリント開始してからしばらくして回るといった順番になります。プリント開始で、押し出し機の2つ目のファンが回り出している様ですが、dBA的には差はないみたいです。
ファン単体の騒音比較
実際には、ファンの交換をしながら元のファンと新しいファンの騒音の計測をしてみました。
結果です。
・40mmファン (旧)51~51dBA(新)55~58dBA
・60mmファン (旧)51~56dBA(新)46~48dBA
何と、40mmファンでは、今のファンの方が静かという結果が出てしまいました。
押し出し機のファン交換?
うるさいファンに交換する訳にはいきません。ファンの騒音計測のために、押し出し機部から既に切り離したしまっていたので、切断箇所を半田付けして修復するはめに。とほほ。
また、ノズル冷却用のファンが、なんと同じ型番なのに全然形状が違うことも外してから判明(左が押し出し機用、右がノズル冷却用)。これも、とほほです。
コントローラのファンも、押し出し機と同じでしたので、結局、40mmの3つのファンは交換できずです。
電源のファン交換
唯一できるのが、パワーサプライのファン交換です。
ファンのコネクタが、+、ー逆になっているので、端子部を一旦外して入れ替える必要があります。
保護用のスリーブも合わせて移設しました。あとは、復元するだけです。
ファン交換後の騒音計測
結果的に、最大値が56dBAとなりました。交換前から5dBAの低下です。押し出し機とコントローラのファンが支配的なので、聞いた感じでも、あまり下がった感じが無いです。とは言え、5dBAの差は大きいということで、効果はあったということにします。
おわりに
今回は、中途半端な結果に終わってしまいました。残念です。
今回、40mmのファンの音が大きいのは、風量が若干大きいからというのもあると思います。そのうち、40mmのファンでもっと静かなものを見つけて、リベンジしたいと思います。