Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

秋月ファンクションジェネレータ 085miniDDS(製作編)

秋月のファンクションジェネレーター*1を組立てます。

 

baum-kuchen.hatenablog.com

添付のマニュアル通りや製作記録としてまとめてみます。そんに難しいものではありませんでした。

A.基板背面の組み立て

1.USBコネクタ

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2.100μF電解コンデンサ

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3.470μF電解コンデンサ

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4.DCジャック

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5.ピンヘッダ

ファームウェア更新用とトリガ入力用のピンヘッダです。最新のファームウエアはこちら(miniDDS Firmware | JYE Tech)にあり。

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これで、裏面の部品取り付け完了です。

注意:ここで部品の取付間違いが無いか良くチェックすることとおすすめ。表面の部品を取り付けた後だと修正が大変です。

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B.基板表面の組み立て

6.LCD

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LCD取付が、片側のピンヘッダだけなので、金属フレームの裏が、基板に直接あたります。

基板上には、LCD取付用のネジ穴があるのですが、スペーサなどは付属していませんでした。なので、基板に当たるところを、テフロンテープで保護しました。

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LCDととりつけた所。

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7.POWERスイッチ

マニュアル(秋月添付の注意書き)にもあるように、スイッチの取付の向きは重要です。反対につけると、ノーマルクローズ側の端子に半田付けすることになり、動かないです。

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8.ロータリーエンコーダ

マニュアルを後でよく見ると、ロータリーエンコーダは最後の取付になってました。背が高い部品なので、次のスイッチ取付けのとき、ちょっとやりずらかったです。

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9.プッシュスイッチ

プッシュスイッチは、傾きが無いよう、しっかりチェックしておかないと、あとでパネルがはまりません。

あと、スイッチの端子6ピンありますが、四角いランドと隣のランドの2か所しか使ってないので、全部半田付けする必要ありません。スイッチの固定の意味もあるので、対角の計3か所のみ半田付けしました。スイッチ数が多いのでちょっとは楽になります。

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これで、表面も完成です。

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作動点検

ここで、初めて電源投入です。マニュアルには、15Vの電源とありますが、DC9V用のACアダプターでも動きました。

ただ、回路図上はDCジャックの後に全波整流のダイオードブリッジがあるので、ACアダプタの出力コネクタの極性は関係ないと勝手に思い込み、手持ちのACアダプターを無造作に接続してしまいました。あとで気づいたことですが、基板をよく見ると、ダイオードブリッジはなく、センター+のジャックを接続するように、回路が組まれていました。運よく、手持ちのACアダプターの出力がセンター+だったので、壊れずに済んだ形です。

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マウントパネル

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10.BNCコネクタ

マニュアルでは、スプリングワッシャーの端子を切ってリードを半田付けするよう指示がありますが、そのまま90度に曲げ、半田付けした方が楽です。

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11.スタンドオフ

スイッチノブ、スタンドオフの組立

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ここで再度スイッチが傾いていないか良くチェック。

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BNCコネクタ部の組立。ちょうどBNCコネクタの芯線が、基板の穴にピッタリはまるようになってます。

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完成

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最終作動チェック

実施に信号出力して、波形を確認してみました。
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オシロの精度もありますが、100ppmくらいの精度にはなっているようです。

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おわりに

組立自体は、難しいところはなく、2時間ほどで終わりました。性能もそこそこの様ですので、まずは、満足です。

ちょっと気になるところと言えば、フロントパネルとバックパネル以外は開いていることで、長く使っていると埃が入りそうです。なので、3Dプリンタでカバーを付けたいなと思ってます。

簡単な製作記録ですが、何かのお役に立てば幸いです。

*1:正確には、Jyeteck社です。