大分前に作った簡易ドリルスタンドを改善します。
改善項目
- ドリルを、下まで下げられる様にする
- ドリル中心をスタンドから離す
- ドリル軸の鉛直度を改善する
- 固定用レールをつける
- レーザーマーカーのラインをハッキリとさせる
全体の寸法イメージ把握のため、3Dモデルと作りました。が、既存のスタンドを流用するので、必ずしもこの通りには成らないと思います。
分解
とりあえず分解。電動ドリルをサポートする部分は作り直しですが、他は出来るだけ流用します。一応、t12のベニヤは全部作り直せるだけは用意してありますが。
ドリルサポートの改善
必要な材料を切り出します。左から、前面パネル、ドリルサポート、ドリル押さえ。
ドリルサポートは、2枚のベニヤを張り合わせて強度+剛性を確保します。
で、ここからの加工が一思案。現状のものは、ドリルと木工ヤスリで力業で電動ドリルをはめる穴を開けましたが、電動ドリルがテーパ状になった所に合わせて、穴を加工しなければならず、とっても疲れました。今は、ルータを持っているので、何とか楽に、かつ、正確に穴を開けたいと思います。
と言うことで、一旦、円形カット治具の製作をすることにしました。サポートの加工は、一旦ここで保留。
マイターレールの埋め込み
先に、ベース部分にマイターレールの埋込をしてしまいます。これをやらないと、スタンドのスライド部を鉛直に据え付けることもできないので。
ベースはパイン集成材ですが、微妙に凸型に反っていたので、ひっくり返した所、凹型ではあるものの、かなり改善したので、これで行きます。マイターレールを電動トリマで溝を付けたところに固定します。以前では、こんなことは考えませんでしたが、これも電動トリマを買ったおかげです。
溝を掘るための治具はまだ作っていないので、手持ちの角材を定規替わりにして溝堀です。深さは9.5mm。電動トリマのアダプタの送りが途中で渋くなっているので正確には
合わせられないので、最後は、少しずつ削って現物合わせをしました。
レールの固定用の下穴は、例によって蝶番ドリルの出番です。一旦、これを使うと手放せませんね。
レールをスクリューで固定した所。左側のレールがわずかにベース面より下がってしまいましたが、触って分かる程度なので上出来です。
残念ながら、ホールドダウンクランプがまだ海の上らしく、セット出来てません。これで、ワークをしっかり固定できるはずです。
(2022.6.22更新)
ホールドダウンクランプが届きました。いい感じで、ワークが固定できます。
ストッパー枠の組みなおし
見た目はほとんど変わりませんが、ストッパー枠を一旦分解して、寸法、直角を出して組みなおしました。スコヤとかクランプとか、道具があるとしっかり組めるので、良いですね。
つづく
今週は、ここで終わりです。つづきは、また来週です。