以前製作した作業机に、引き出しを作って行きます。
構想
今回の構想としては以下の通り。この中でも、最後の木組がハードル高めですが、失敗しても引き出しは出来るので頑張ります。
- 横幅を一杯使う800
- 深さも足に当たらない最大100
- 引出し量は400程度(スライドレール使用)
- レールを止める幅木は鬼目ナットで机に固定
- 木組みに挑戦(5枚組み接ぎ)
引出しの作り方や木組みについての参考動画
材料・工具
材料一覧。
- 桐集成材 T13 300x900 (前板、向板、側板x2)
- パイン集成材 T24 200×900(机製作の余板)(化粧前板、レールサポートx2)
- シナ合板 T4 450x900(底板)
- スライドレール450
- 鬼目ナットM6x15 4個
- スクリューM6x60 4個
- その他、木ねじ、オイルステイン等
工具は、今回買ったもの。
- ルータービット ストレート4mm(底板用の溝切)
- ドリルφ9(鬼目ナットの下穴用)
化粧板の加工
材料カット
パイン集成材を丸ノコで大体の寸法で切ったところ。板厚24mmとなると電動丸ノコもかなり苦しそう。幸いキックバックも起こらず無事切断出来ました。分厚い板を長さ800mm以上も切り進めなくては行けないので結構ドキドキでした。
「手がかり」の加工
引出し本体の前板より、その前に貼る化粧用前板の高さを5mmほど高くしたので、手がかりは、無くても良んですが、Φ6のストレートビットを使い手がかりを作って見ました。本当は、サジ面ビットがあると形がきれいに成るんでですけどね。
オイルステイン
寸法を揃えて、この段がでオイルステインを塗ってしまします。机を作った時もオイルステインが乾くのを待つのに結構時間が掛かりましたから。
引出し本体の板の加工
材料カット
墨入れ
と言うらしいです。金属加工の時は、ケガキですど。
あとの加工の精度に影響するので出来るだけ正確に引くのと、板の裏表を通して線を引く必要がありますが、線のちょっとのずれがあるとなかなか線が一致しないです。また、前板と側板を合わせてみると、引いた線が、これまた僅かにずれていたりと、意外と大変な作業でした。
まだ、ほんの僅かずれています。あとは加工で何とか。
木組み加工
今回は、5枚組接ぎ。まずは、墨入れに従い木口側からノコギリを入れて行きます。線の内側を切り過ぎない様に慎重に進めます。ノコギリも普通に板を切るのと違って、机に置いた板を横からしゃがんで切る感じ。ノコギリは、アサリなしの精密加工用を使うべきなんでしょうが、持ってないので普通のノコギリで頑張りました。
次は、ノミで切り落す部分を削っていきます。これも切り過ぎない様に少しずつ。
ところg、ノミで削ったところが酷いことになってしまいました。これも、ホームセンターで買った安いノミのため、全然切れなくて、桐は柔らかい材質のため、引きちぎったようになってしまいました。
そのあと、砥石で少しノミを研いで、若干ましになりましたが、ひどいもんです。もちろん、それだけが原因ではないですが、なんとかできた初めての5枚組接ぎです。隙間だらけですが、一応は嵌りました。なので、ボンドでごまかします。
前板に側板2枚を組んでみたところ。イメージが形になってくるのが良いですね。でも、結構デカい引き出しです。
今後の作業
今回は、ここまで。この後、向板の加工、底板用の溝切、引き出し組立、机本体への取付という段取りです。
今回の教訓:難易度の高い作業は、ちゃんとした(よく切れる)工具を使おう!!
よろしかったら、最後までお付き合いください。
後編はこちら。