Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

バイオリンタイマーの製作#6-制御基板設計(つづき^2)

土曜日にPICが届きました。制御基板の製作を進めます。

baum-kuchen.hatenablog.com

PICでの事前確認

いきなり回路を組んで動かないと、あとのデバッグが大変なので、ブレッドボードで事前確認を行いました。Aruduinoで作っていたプログラムをPICに移植してLCD表示だけでも出ることを確認します。

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無事に絵が出ました。細かい表示部品も平行して作ってたので、”VilolinTimer”のロゴも見えるかと思います。消費電力を抑えるため、内臓RCで8MHzで動かしていますのでSPIのクロックが2MHz(LCDのスペック的には最大6MHz)になりますが、描画の速度は、そんなに遜色ない感じです。

バックライト制御

最大の消費電力となるバックライトの制御は重要です。最大40mAも流せますが、そんなに流したらあっという間に電池が無くなります。3.3Vに100Ωつないでも可なり明るい感じなので、バックライト制御は、直接PICのポートに抵抗をつないで行うことにしました。

こんな感じです。片方だけONとする場合は、残ったポートに逆流しないように、入力に設定するようにします。で、問題は抵抗値をどうするかです。PICの出力電圧は、Min 2.4Vとあり、LCDバックライトの最低電圧2.9Vを満足しない可能性もありです。ちなみに、出力電流は、PORTCなら25mA Maxなので一応はOK。

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ということで、早速実験。

結果、

 100Ω×1(PC7のみ接続)     :電流4.2mA (PIC 出力3.1V) 

 100Ω×2(PC7、PC6の両方に接続):電流7.0mA

 200Ω×1(PC7のみ接続)     :電流2.8mA

で、電流によって明るさの違いは当然ありますが、2.8mAでもはっきり見えます。

昼間、明るいところで確認していないので、輝度を高めにできるように、最初は、100Ωと47Ω(多分8mAくらいにはなるでしょう)で行くことにしました。

基板組み立て

ほぼ完成しました。右側部分は、LCD接続用の基板が上に乗り隠れてしまいます。

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LCD接続用の基板を載せたところ。小さいコネクタにLCDのフラットケーブルが接続されます。

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今後の計画

制御基板の組立が完成したので、一通りの作動確認を行います。PICには、ブレッドボードで使ったソフトが入っているので、何事もなければ絵が出るハズです。