Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

エイッと、バイオリンを買ってしまいました

発表会以降、少し忙しくて、ようやく10月下旬からバイオリンを物色しだして、遂に買ってしまいました。

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店めぐり

 四軒ほど巡り、望みの価格帯の物を全部で20挺位になりますか、試奏させてもらって選びました。バイオリンの先生からは、一緒に選んでくれると言って頂いてましたが、やはり、お願いするには多少、気が引けました。なので、自力で(最終的に決めるのは自分ですから)。

少し弾き比べた感想としては、

・音色には確かに差がある。好みもあるので(といって、自分で表現できませんが)必ずしも値段に比例するものでもない。確かに、倍くらいの価格帯のものも試奏させてもらいましたが、音は良いですが、倍のお金を出すほどか(出せませんが)良く分かりません。

・ただし、一つの店では、比較できても、他の店で弾いた音色の比較となると、なかなか難しいです。音色の記憶は続かないです。どれも同じに思えてきて迷うばかり。

・弓も不思議だが差は分かる。ただ、バイオリンとの組み合わせの問題もあるようで、Aのバイオリンには1の弓、Bのバイオリンには2の弓が良いと言った感じです。

・弓は、当然、弾きやすさも差があるのは分かります。もっと、速い曲で試奏出来たら、差もわかりやすいなと。

・技術レベルが未だ低いので、試奏出来る曲が限られてますので、各バイオリンの本当の差が分かったかは不明です。お店の人に弾いて貰いもしましたが、却って同じ様に聞こえてしまいました。

・見た目も重要です。最初は、少し薄茶系のアンティーク調をと狙っていましたが、見た目が気に入ったものと、音が気にいたものは同じになりません。どっちを取るかですね。難しい~。

4店めぐって、まだ、他の店も候補店はありましたが、時間を掛ければそれだけ分からなくなるなというのが正直なところ。バイオリン選びに時間をかけるより、早く、新しいバイオリン(今より良いもの)を買って、練習に励んだ方がよいかなというのもあって、決断をすることに。

結局、地の利と雰囲気から店を決めてから、最後、再度試奏して、エイやっと決めました。

ついに購入

 最終的に、一応、オールドバイオリンの区分のフレンチバイオリンを購入しました。100年位経っているものですが、それにしては状態も良いです。お店の人いわく、フランスのニスは硬いので割と状態が変らないのとか。弓は、いくつかの組み合わせの中で、自分にとって一番、良い音が出たブラジル製の一本に決めました。あとで、ネットで調べると、一応ヒットしたので、それなりに有名な作家のものかもしれません。

そんなことも知らないで良く買ったよね。と言われそうですが、いずれにしろ、新バイオリン(と言っても古いですが)をゲット出来ました!

ケースは、最近はやっているカーボンマックのブルーサテンにしました。

お店には、ネイビーブルーしか置いてなくて、少し暗すぎるかなと。で、ブルーも良いかなと思いましたが、カタログの色だと明るすぎる感じでしたの、サンプルとして取り寄せてもらい、結局、一目見てブルーにしました。カタログと全然違って落着いた色でかといって暗すぎずといい塩梅です。

コンパクトな作りながら、肩当もちゃんと収まるので、良いです。ただ、ネックの固定がマジックテープではなく、何故、紐なの?と思ってしまいます。

感想

さて、肝心の新バイオリンの使用感(演奏感か)です。買ってまだ1週間しかたってませんが、感想です。

・良い音色を引き出すのは技術がいる

ところどころだが上手く弾けた(と思う)所では、確かに良い音がします。そうじゃ無い所は、前の安いバイオリンと変わらない。その後、旧バイオリンを弾いてみたら、意外とそれなりの音に感じられました。腕前もほんのちょっぴり上がっているのもあるかなと思ったりも。その後も、いろいろ練習していくうちに、部分部分良い音がするのが分かる気がします。人に聞いてもらっても差があるよということなので、それは事実と見てよいです。上手く弾けば良い音が出るということで、値段を出した意味を確認出来てホッ。

・良いバイオリンは上達が早いは本当と思う

良い音が出たときの弓の使い方押さえ方などが再現できるように繰り返し練習をすれば、だんだん良い音の出る割合が大きくなり、結果、これは上手くなっているということかと。安いバイオリンだと上手く弾いても下手に弾いてもあまり音の差がないので、上達のためのフィードバックも弱い。なるほど、そういう理屈でしたかと妙に納得。

・それと、やはり大きいのは、新しいバイオリンは、それだけで嬉しいので、以前より練習したくなるります。とくに、良い音を出すために、音程、弓使いなど基礎的な練習もせねばとより強く思ったりもします。

と言ったところです。

最後に、

モチベーションが上がっている間に、新バイオリンで練習頑張って、上手くなるぞー!