Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

3Dプリンタでバイオリンを作る【側板、裏板、テールピース等】

引き続き、残りの部品をを印刷していきます。

折角、新しいバイオリン買ったのだから、練習しろっていう話ですが、印刷はもっぱら夜(なので練習できないです)です。

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構想(再掲)

最終イメージです。

ネックと側板の取付を考えて、一部、こちらのモデルを使うことにしました。

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側板

新しいモデルで、ネックとの接合部が工夫されてます。

裏板

一番時間が掛かりました。前側の部品は、ネックをサポートする出っ張りが付いてます。また、写真には写ってませんが、裏側に、側板を位置決めするためのピンを刺せる穴が開いています。組み立てる時に便利と思います。

テールピース

強度が要るということで、充填率100%です。それなりの強力ですが、バイオリンの弦の張力は40Kgfにもなるようで、もつか心配ではあります。

ペグ&魂柱、駒、チンレスト

ペグは、回転に力が掛かるため、壁を4重にするとあったので、そのようにして見ましたが、サポート材をとるときにやはり軸と手でもつところが割れてしまいました。写真は瞬間接着剤で付けたものですが、弦を張る時のトルクには耐えられないと思います。

今回、全体的に印刷して思うのは、シルクタイプのPLAは強度(層間剥離がしやすい)が意外と弱いという印象です。なので、3Dプリンタで製作したバイオリンは、オブジェにはなっても実際に弦を張って音を出すのはかなり難しいのではないかと思い始めてます。

印刷終了

とにかく、今回で、印刷は終わりました。

印刷時間と総質量の結果は、次の様になりました。部品質量の総計は、実際のバイオリンとほぼ同じ質量です。フィラメントもかなり使ってしまいました。

今後

次は、いよいよ組み立てに入ります。まずは、表面を紙やすりで削って滑らかにするところからです。

よろしかったら、最後までおつきあい願います。


続きです。

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