Baumkuchen’s Workshop

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【UGEARS】SKY Watcher. Tourbillon Table Clockを作る(その4)

第3工程の組立に進みます。ゼンマイ機構です。

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工程3:ゼンマイ機構

ゼンマイ機構は、「時・分」ホイール(下)とトゥールビヨン(上)の間に位置します。

組立:c1

ゼンマイの心臓部ですね。スパイラル・スプリングを軸(写真右)に挟み込むのに、力が要ってちょっと難しかったです。この軸が、「時・分」ホイールとトゥールビヨンを駆動することになります。(と、組み立てた後に分かりました)

組立:c2

スプリングを上下で挟むプレートの一枚。周囲の歯車が「時・分」ホイールへとつながります。(ということも、組み立てた後に分かりました。以下同様)

組立:c3

スプリングを上下で挟むプレートの片方。

組立:c4

プレート2枚で、スプリングを挟んだところ。内側に歯があるギアも追加されていて、これが、トゥールビヨン側につながります。中心の軸は、フリーで動く様になってます。

組立:c5

ゼンマイを巻くためのギア。中心のラチェットで、ゼンマイを巻く方向のときのみ力が掛かる様になってます。

組立:c6

ゼンマイ部分がのるベース。中心のラチェットで、ゼンマイの軸が巻く方向のときは動いて、ゼンマイがほどけるとき(「時・分」ホイール、トゥールビヨンを駆動するとき)は止まる様になってます。よく考えられてますね。作ってるときは、何がどうなるかさっぱり分かりませんでした。

組立:c7

c6のプレートにゼンマイ部を装着し、ゼンマイ巻き用の歯車を固定してところ。写真は、下から見るた形です。

組立:c8

トゥールビヨンへ力を伝達する遊星ギアです。

組立:c9

ゼンマイを押さえる上側のプレートに、遊星ギアを組付けたところ。ゼンマイ軸用(上側)のラチェットも付いています。写真は、下方向から見た形です。

組立C完成

上側プレートを組みこんだ形です。ゼンマイの方端はまだ巻いたままの状態ですが、これでゼンマイ機構の完成です。

ゼンマイを巻くときは、中心のラチェット(c6、c9)が可動側となりゼンマイが巻けます。ゼンマイがほどけるときは、ラチェットで軸が固定され、ゼンマイの方端(最終的にc4に固定)が回転し、下側の歯車で「時・分」ホイールを、上側の遊星ギアでトゥールビヨンを回転させるという仕組みです。

今回の成果

第3工程が完了しました。次は、「時・分」ホイールとゼンマイ機構を一体化し、本地部分の完成の予定です。

<進捗>

・ゼンマイ機構組立完了

・使用部品 No.54~78

・作業時間:1時間29分(累積:3時間50分)