第6工程の組立に進みます。今回でトゥールビヨンが完成します。
工程6:トゥールビヨン完成
トゥールビヨンを完成させます。
組立J完成
テンプの組立です。
最初、スプリングを組み付ける方向を間違ってしまい、後から、気づき修正しました。
テンプの軸には、アンクルを左右に動かすための衝撃ピン(と取説に書いてある。また、写真ではちょうど裏側。)が付いてます。
こっちが間違い。
こっちが正解。
組立K完成
フレームにテンプを組み込みました。スプリングは、レバーA、Bで支えます。テンプの動きもスムーズです。(写真は、組立L参照)
組立L完成
テンプの位置の調整です。また、中心の出っ張りが衝撃ピンです。レバーA、レバーBを使ってテンプ中心にある衝撃ピンが所定の位置になる様にします。この位置は、ガンギ車と組み付けるときに、アンクルのエスケープフォークに当たらない様にする仮の位置です。大夫、時計ぽくなってきました。
組立:m1
トゥールビヨンを横転させるための軸の様です。今回のものは、トゥールビヨンが横転しながら鉛直軸周りに回転する機構です。複雑!!。
組立:m2
反対側のサポートのようです。
組立M完成
子組立m1、m2をテンプ側に組付けたあと、いよいよテンプ側とガンギ車側を合体です。今回の一番の難所といってもよいでしょう。
ガンギ車の衝撃ピンとエスケープフォークをうまくかみ合わせるところが少し手間がかかりますが、問題無く組みあがりました。
完成した写真です。テンプ側がひっくり返って上側になってます。
この状態で、テンプ(正確にはバランスボールというらしい)を回し勢いを付けた後、トゥールビヨンの上部(テンプ側のフレーム)と下部(ガンギ車が付いた歯車側)をお互いに反対方向に力を掛けて回すと、ガンギ車が一定間隔でカチカチ回転しはじめました。
慣らすため、これを10分間続けて、今回は終わりです。力を掛けすぎると、アンクルが動き過ぎて衝撃ピンがエスケープフォークの間から外れてしまうことが何回かありましたが、一定の力で回すと、カチカチと良く回ってくれました。
今回の成果
第6工程が完了しました。トゥールビヨン核心部も完成です。次は、これに少し部品を足し、本体へ組込み、時計として完成の予定です。
<進捗>
・トゥールビヨンの構成品組立
・使用部品 No.145~157
・作業時間:57分(累積:7時間36分)