Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

ATX電源の活用方法

古い自作PCをようやく処分する事にしました。

自作PCと言えども簡単には処分出来ないのと、勿体無い精神で、一部はメルカリ(殆ど売れないかもしれませんが)、ATX電源だけは再利用して電源装置を作ることにしました。

 

YouTubeを探すと色んな例があるのでいいとこ取りです。

 


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ATX電源の概要

大分古いものですが、ちゃんと動きました。容量は、300W。20ピンタイプなので、-5V、-12Vもありますが、これは流石に使いません。

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中を分解してみました。(ほこりだらけでお見苦しいですがご容赦を)

古いタイプのためか、ファンが大きくて、中のスペースはほとんど無しです。

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シャーシに出力端子などを付けるとして、この配線の束の付近が唯一のスペース。(メッシュ側は、空冷のため、使えません)

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改修方針

大まかの改修方針です。途中計画変更するかもしれませんが。

  • ATX電源のシャーシをそのまま活用して、新たなパネルなどは追加しない。
  • 3.3V、5V、12Vを活用
  • 可変電圧出力を追加、電圧/電流計も追加
  • 各電圧用の出力端子を設ける
  • 電源SWに加えた、メインSW追加
  • できたら、カッコよく

回路自体はシンプルですが、狭いスペースにちゃんと物が入るかが最大の焦点です。

改修構想

出力端子だけで、8個、これにパネルメータ、電源スイッチ、可変電源用のボリュームなど、結構な密度です。ものが電源だけに、下手に接触したら燃えますね。多少ぶつかってても絶縁テープで保護、というのは、経年劣化を考えると怖いです。

なので、実物の各部の寸法を計測したうえで、部品が入るかの干渉チェックをすることにしました。FreeCadを使って簡単な3Dモデルを作って、構想設計&干渉チェックしました。

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(上段、左から、電源SW、パネルメータ、電流制限、電圧設定)

(下段、左から、3.3V、5.0V、12.0V、可変電源)

 

基板上のコンデンサと端子の金属部がギリギリですが、一応収まりそうです。AC電源の入り口にあるノイズフィルタ(多分)が、デカくて邪魔ですがフィルタを90度回転して付け直すことでスペースを稼ぐ予定。

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つづき

構想がほぼ決まりましたので、部品調達と実際の加工に移っていきます。ATX電源を使って電源作っても何が面白いのって感じもありますが、よろしかったら、お付き合いください。
 

 

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