ATX電源の活用方法の続きです。いよいよ最終組み立てです。
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パネルメータの不良(爪の内部まで樹脂でへこまない)により、爪を削っているため、固定はグルーガンです。ついでに、電源スイッチも少し取付けにガタがあったので、グルーガン処置しておきました。 上部パネルでできるだけ配線をします。といってもパネルメータと電源スイッチ回りですけど、少しでも配線を固定しておかないと、あとの組立が大変なので。右に出ている2本の赤・黒がステップダウンコンバータへの配線。細い電線はパネルメータの電源ですがこれはあとから半田付け。電源スイッチ回りも、組立時に半田付けします。 上部カバーと本体の配線は、最終的な組み上げ時と状態を考え、写真のような配置で各配線(主に端子への電源配線)を決めていきます。 まず、GND配線から。配線の取り回しも考え配線長を決めたうえで、端子に接続するラグ板に半田付けします。組み上げ時には配線がこすれることも考えてラグ板もできるだけ熱収縮チューブで保護しました。電源の容量からすると、5V系は最大30Aも流せるので本当は2本位ではもたないですが、配線スペースとラグ板への配線を考えるとこれが限界。 配線長を確認するため、できた配線を仮組してみます。最終的にはこのまま上部カバーを右90度回転させながら組み付けて行きます。 各電源端子への配線を1つ作る度に、仮組をして問題無いか確認します。いまは、まだファンを付けていないので内部が覗けるので、ギリギリ何とか確認できている状況。ファンを付けたあとではもう無理ですね。 全ての端子、電源スイッチ、パネルメータ(パネルメータ用の電源のみ)を接続完了した状態。黄色の12V電源だけは、赤(5V)、オレンジ(3.3V)とは逆の方向から端子へ接続しました。こうしないと、配線がかたまりすぎて、うまくいきません。 別の角度から見たところ。これだけだと、そんなに密ではないですが、組むのは大変でした。 簡単な回路ですが、最終組み上げの前に動作確認は必須です。一応、一発でOKとなりました。また、組み上げる前に、各端子の裏のネジ部のところにグルーガンでグルーをもって、絶縁対策としました。多分、配線とこすれること必至なので、経年劣化でそのうちショートして火花を散らすのが目に見えていますので。 組み上げる時は、隙間からピッセットで配線の位置を微調整しながら、最後は何とか力業で組み上げました。仮組の時はファンがなかったので覗けましたが最終組み立てではそうはいきません。隙間らかなんとはピンセットをつっこんでやりました。一応、配線にはそんなに無理な力は掛かっていないと思います。組立時にはげた一部の塗装を上塗りして、完成です。 横から見た写真です。側面と上面のラインがまあまあ合っているのでこれは満足。 ちなみに、改造前の電源の写真を再掲します。自分でいうのも何ですが、カッコよくできたのではないかと思います。 最終チェックとして、動作確認です。ちゃんと動きました。良かった。 これで、ATX電源活用方法は終わりです。全7回にお付き合い頂き、ありがとうございました。今回のATX電源活用方法が、何かにお役に立てれば幸いです。 ちなみに、かかった部品代は、¥2,522でした。 その時は来ました。 突然、ファンが止まり出力が出なくなってしまいました。 折角、カッコよく(自画自賛)できたと思ったのに。 時間を見つけて何とか直せないかトライします。 (2022.4.19更新) ところが、先日、ようやくトラブルシュートしようとして、確認したら、 何と、全然問題無く動くではないですか。 また、異常になるかもしれませんが、少なくとも故障進展モードの壊れ方では無いようです。また、動かなくなったときにトラブルシュートするとして、それまでは、しっかり活用していきます。 (2022.8.12更新) パネル内配線
配線位置決め
配線干渉確認
配線完了完成
おわりに
その後