Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

作りかけの自作CNCを完成させます#12-一応完成ということで

スピンドルメカも何とか作り上げ、ひと段落です。baum-kuchen.hatenablog.com

スピンドル部完成

M3のイモネジしかなかったので、モータ側とドリルチャック側に取り付け向きを変えて1ずつ使い、固定しました。一応、重量バランスをとったつもり。

もともと、真鍮アダプタの加工精度に難がありますが、何回かの取り外し/取付けで、フルパワーで回転させても振動が大きいですが、何とか加工できるレベルになりました。

写真は、CNC本体に組付けたところ。

切削用テーブル(高さ合わせ)

加工ワークを取り付けるための切削用テーブルをベニヤ板で作り、CNC本体にネジ止めしました。一応の水平だしと、ドリルチャックまでの高さ合わせなども兼ねています。切削用テーブルへの固定は、テーブルに直に木ネジで固定するか、両面テープで固定を考えています。切削用テーブルが削れたら、替えればいいと思ってます。

試し彫り

amazonで、PCB彫刻用のビットを買って、アクリル板に試し彫刻をしてみました。

サンプルとして、前回、プロッタ機能を確認したGコードを使用。削り深さを0.1mmになる様に調整して、ドキドキしながら、Candleで、データ送信を開始。

最初のところで、かなり大きな削り音がしてビビりましたが、一発で何とか最後まで削ることができました。途中、いつでも止めれれるように、電源スイッチに手を置いたままで少し離れて見守っていました。

写真は、丁度、彫刻を終えた所です。

拡大したところ。削りかすが多量に出るイメージでしたが、意外と少ないんだなという印象。最初の削り音が大きかったところ(文字B)が、文字がぼけてますがそれ以外は割と行けそう。

削り台から外してカスを除いてみた所。やっぱり、B(aも)文字がぼけてますが、そのほかは、まあまあの出来です。プロッタ機能で描いたものともほとんど遜色は無いです。右上側の削りが浅いのは、削り台が水平でない影響でしょうか。

ビットがぶれた文字の拡大です。1つの原因として、ちょうどアクリル板固定用の両面テープば文字の直近(黄色枠)にあったこともあるかと思います。結構、シビアな調整が必要な様です。

最後に

何はともあれ、初期の目標であった、アクリル板の彫刻ができるところまで到達しました。

なので、一応、これで自作CNCの第一幕完了とすることとします。(何せ、足掛け、10年近く掛かって作ってますので、いい加減、幕を閉じたいという思いも。)

精度、剛性など、全般的に改善項目は多々ありますが、それは、これからは、このCNCを実際の工作に使う過程で、少しずつ改良していこうと思います。

よろしかった、気長にお付き合い願います。