良い工作の条件は、良い固定から。というのは、分かっていたんですが、バイスの1つもない状態でした。今回、ようやく作ることができました。
完成予想図
灰色手前:固定部1、奥:固定部2、緑:可動部、灰色下:ベース、茶色:フランジ部、高ナット:ハンドル
材料
- 木材(桧材) 19×38
- ベニヤ t12
- M10長ネジ、M10ナット、M10ワッシャー、M10高ナット
- M6長ネジ、M6ナット、M6袋ナット
- M8ワッシャー
- 皿ネジ 3.3×35、皿ネジ 3.1×25
- 平鍋ネジ 3×20
使用工具
- 電動丸ノコ、丸ノコガイド(自作)
- 電動ドリル、ボール盤(自作)
- ドリル Φ10
- ドリルボアビット Φ18,Φ20、Φ25
ボアビットは、まだ持ってなかったので今回買いました。
作成
材料
今回は、短期決戦とするため、必要な材料を全部揃えてから取り掛かることにしました。手持ちのベニヤとか木ネジとかもあったので、材料代(1台あたり)は全部で1,000円程度でした。
木材カット
電動丸ノコでカット。楽でいいですね。ただ、今持っている丸ノコは、力を入れてい切っていると、刃の傾きが、ずれてきてしまい、それぞれ端が直角になってません。また、自作丸ノコガイドも剛性の面で少し課題があるので、それも原因。ここは、今後改善していきます。とにかく、木材はあっと言う間に切れました。(あとから、可動部の下のスライド用のベース38x38を1つ忘れていことに気づく)
固定部1
Φ18のボアビットでナットの厚さだけ切削。初めて、ボアビット使いましたが、結構力がいるもんですね。もっと、サクサク削れるのかと思ってました。
そのあと、Φ10のドリルで穴を貫通。M10の長ネジに対しΦ10はちょっと小さめでしたが、長ネジを何回か通してるうちにスムーズに動くように。
木工加工の完了です。ちゃんとした工具を使うと、きれいにできますね。
エポキシ接着材を入れて、ナットを圧入し固定。一応、完成。
固定部2
写真を撮るのを忘れましたが、固定部1の穴無し版です。
可動部
M10ワッシャ用に、Φ25で3mmほど座繰ります。
そのあと、M10ナットとM8ワッシャx2が入る穴をΦ20のボアビットで座繰ります。
M8ナットを2枚入れたところ。
その上に、M10のナット。M10ナットは長ネジに固定するので、M8ワッシャと擦れ合うことになります。
M10ワッシャです。最終的には両端を平ナベネジでとめます。
長ネジの加工。ナットは、エポキシ接着剤で付けてます。
全部を組み上げたところ。M10ワッシャ横の平ナベネジがギリギリなので、ちょっと下手くそになってしまいました。
ベース
各パーツを接着したところ。
固定部組付け
固定部2をベースに接着したところ。長手方向と固定部2は、差し金で直角を出してます。
可動部付け
ベースに取り付ける前。固定部1と合わせ組付ける必要がありです。あとで気づいたんですが、固定部1を先に組むと、あとが楽みたいです。
クランプは便利です。
裏から、木ネジで止めます。
フランジ部
一方を位置決めして、止めます。
真ん中の部品で寸法を決め、反対側も固定します。
ハンドル
ハンドル部で一番大変だったのは、高ナットにΦ6の穴を貫通させるところ。安いドリルしななかったので全然、削れませんでした。工具は良い物にが必要と痛感。
完成
おわりに
何とか形にすることができました。でも、いくつか問題もあるので、まとめてみます。
・製作時間は、約6時間です。土日のそれぞれの午後で作業しました。材料、工具は全部揃えた状態でスタートしたので、頑張れば1日でできる内容ですね。
・電動丸ノコの刃が直角からずれてしまい、木材の切り口が凸凹になってしましました。バイスとしての基本機能には影響ないだろうと思い、そのままにしてありますが、やはりカッコ悪いですね。そのうち、何とかします。
・固定部1に組んだナットの角度が木材の面に対し、少し傾いているのが後から分かりましたが、もう、エポキシ接着剤が固まってしまったあとだったので、なんともなりません。長ネジは長手方向に平行でないとまずいので、固定部1は若干傾いてついてます。これも、カッコ悪いです。
・全部組付けたあと、ハンドルを回しても可動部が全然動きませんでした。裏面の摺動部に、接着剤が薄く残っていたのが原因の様で、力を入れて何回か動かしているうちに何とか動くようになりました。フランジ部を付ける時、はみ出た接着剤の処置をいい加減にしたのが悪かったみたいです。
何はともあれ、完成はしました。これからのDIYライフに活用していきます。