前々から気にしてはいたんですが、バイオリン教室の先生から、「湿度管理をちゃんとしないと割れるよ」と脅かされ(笑)、早速対策をとることにしました。
下のブログにはあまり神経質にならないようにとありますが。
湿度調節シート
まず、購入したのが湿度調節シート。単なるフェルトの様に見えますが、結構な値段(¥2,750)しました。
シート自体が吸湿、加湿をして、大体湿度50%に保ってくれるようです。
シート状なので、ケースの底に単に置いただけです。多少ずれてもフェルト生地なのでバイオリンを傷めることは無いのは安心です。
一応、2年を目安に取り換える必要がるということで、ネームタグの裏に使用開始日を記載できるようになってました。
あとから、amazonみたら、若干安かったです。
スマート温湿度計
湿度調節シートは、本当に湿度を調節するのかな。と、疑う訳じゃないけれど、気になりますね。
ということで、これも、ずっと買おうか迷っていたスマート温湿度計。こちらは、amazonでポチりました。
直径約4cm位でとっても小さくて、バイオリンケースにも楽に入れられます。使用電池は、あまり聞かないCR2477ですが、約1年動作し、100日分の温度、湿度データをメモリすることが出来ます。
小さくて良いのですが、ケース内のどこに置こうか試行錯誤。バイオリンを絶対に傷付けない位置というのが、必須です。
まず本体脇。場所としては良いですが、センサ自体をどう固定しようか。マジックテープで固定というのも考えましたが、ちょうど裏面の小さな穴から温度湿度を検出しているようなので、ダメですね。
バイオリンのネックを固定しているサポートの上。ここも、蓋を閉じたとき、弓と当たりそうなのでパス。
バイオリンのネックを収める場所の隅。安全ピンをストラップに通して固定してみましたが、揺れるとスクロールにぶつかりそうな感じで、これも却下。
保護シートに直接止める案。これならバイオリンに傷が付かないと考えましたが、弓にもろ当たるじゃないか。ダメ。
最後たどり着いたところが、小物入れの蓋の上。蓋から出ている紐に安全ピンを使って固定。この位置だとバイオリンにもぶつかりませんし、蓋側の弓にもぶつかりません。
アプリは、Sensor Blue(右下)というものです。センサ本体のロゴと同じマークです。
アプリを起動しセンサとペアリングすると、現在の温度と湿度が表示されます。
センサは最大100個登録できるらしいです。センサ名称(violin)は自由に変えられます。また、写真も好きなものにできるので便利かと。
温度と湿度の所をクリックすると、センサから履歴データを読み取って時系列グラフが表示されます。一応、湿度50%位になってますね。
おわりに
これで、バイオリンの湿度管理はバッチリです。
というのは良いですけど、これも先生に言われたことですが、「定期的にメンテナンスはしないとダメ。」のようです。やっぱりね。
(2023.4.10更新)
その後のバイオリンケース内の湿度の状況です。湿度調節シートは、説明の通り50~55%位に湿度に調整しているようです。写真は、ケースを閉じたあとの湿度変化ですが、良い感じに調整してくれています。高いだけのことはあるようです。