Baumkuchen’s Workshop

バイオリンと電子工作、DIY、ジョギングなど。

3Dプリンタでバイオリンを作る【その後】

その後です。

 

baum-kuchen.hatenablog.com

苦労して作ったバイオリンでしたが、当然実用には耐えませんので、放置しておりましたが、つい先日確認したら、やっぱり、の結果になってました。

その後

弦は、そんなに強く張っていなかったんですが、無残にもネックの根元で折れてました。やっぱり、シルクカッパー色は強度が弱かったんですね。

折れたところを後ろから撮ったもの。

フィラメントがネックを輪切りにする方向に積層しているのが、さらに強度を弱めてしまったのでしょう。充填密度は、20%でしたが、もっと密度を上げれば何とかなったかもしれませんが。

元々インテリアの積もりでしたが、大きく形が崩れなかったのが幸い。再び、放置モードです。


2回目のバイオリン発表会(指の震えが・・・)

先日、バイオリン教室主催の発表会に出てきました。

今年は、コロナが5類になったこともあり、観客の制限も無くなったので、会場はほぼ満員でした。(教室からは、写真、動画は、ブログ等にアップ禁止ということなので、写真が無くてさびいしいですが)

 

発表会は、今回で、2回目になります。前回(去年)は、”主よ人の望みの喜びよ”でしたが、今年は、”ダイスの瞑想曲”と”情熱大陸”に挑戦しました。クラスメートと一緒にアンサンブル演奏です。


www.youtube.com


www.youtube.com

 今回は、2回目ということもあり、直前まではあまり緊張してない感じで本番を迎えましたが、いざ演奏してみると、右手がブルブル震えて弓の震えて止まりません。緊張感はそんなにないのに、手だけ震えて自分でもビックリです。タイスのp(ピアノ)や長い音符のところで音が震えてるのが丸わかり分かりで、どうしようも無かったです。ただ、後から録画を見たらあまり分からなかったので、それが幸いです。

 

 タイスの瞑想曲は、バイオリンを始めたころから弾きたいなと思っていたものだったので、少し、背伸びをして発表会の曲に選びましたが、弓の震え意外は、曲として成立する位には成ったのかなと。途中の16分音符のろころで、指使いばらばらとなりましたが、直ぐに復活して、最後まで無事に演奏できました。最初のころは、とても弾けないんじゃないかという位でしたが、成長したなーと、自分でも実感している次第。

 

 2曲目が情熱大陸でした。弓の震えはまだ残ってましたが、勢いで何とかなるだろうと、そこは少し、冷静に自分を見つめることもできました。ただし、途中の3連符のところが、どうしても苦手で、練習ではちゃんと弾けるようにはなったんですが、本番では、なんか誤魔化す感じで弾いてしまいました。まだまだ、練習が足りないってことですかね。”バイオリンと言えば情熱大陸”らしいので、その曲が弾けるようになったのは良かったです。

 

ともかく、2曲とも、無事演奏することが出来てなによりでした。自分たちの演奏が終わったあとは、ほっとして、他の出演者の演奏を聴くことができました。

最後は、講師陣による模範演奏あり、さすがと言うしか無いですね。生徒の演奏とはレベルが違います(当たり前か)。私の先生は、1stバイオリンで目立ってましたね。

 

来年は、もう一段、高いレベルの演奏ができるように、日々練習に励みます。

 

【UGEARS】SKY Watcherのケースを作る

ケースづくりの続きです。

baum-kuchen.hatenablog.com

ウッドオイル塗装

ベースとトップ、それと柱にオイル塗装します。雰囲気でてきますね。

トップの加工

トップと柱を固定するため、小型ダボ(Φ3竹ひご)を埋め込むことにしました。位置がずれないように、ミニボール盤治具をネジどめして加工してます。

約2cmのダボ(竹ひご)を半分埋込ます。

支柱の加工

支柱に開けるダボ用の穴も正確を期すため、治具を作りました。ミニボール盤のベースを外した、支柱を置けるようにベニヤ板を重ねて治具を作成。

実際の穴開けは、t1のアルミ板やスケール(0.5mm)を利用して位置調整。これでも、ドリルの歯がなまっているのと、木材の繊維にひっぱられて多少ずれてしまいます。難しい。

仮組み立て

ダボ穴加工で出来たので、仮組です。

この状態で、現物合わせで各シートの寸法だしを行いました。使った材料は、左右と奥、トップに、アクリルサンデーのPPクラフトシート クリアライン0.75mm、正面に同じくアクリルサンデーのアクリル板1.0mmでず。

トップのシート取付

トップのシートは支柱を付けた後からだと加工がしにくいので、最初にグルーガンでトップフレームに裏から接着。

一応、付きました。

支柱の接着

支柱は、一本ずつ直角を確認しながら接着していきました。それでも、ずれましたが、シートを入れれば何とかなります。

側面シートの化粧

最初は、シートは柱に挟まれるだけの構想でしたが、ベースと接するところがカッコ悪いので、余った1mm角柱を使って、化粧することに。

トップ側の写真ですが、こんな感じで、シートの切れ目が隠れてより美しくなりました。

完成

最後に、ベースの裏にクッションを4か所張り付けて完成です。

ベースの加工はこれだけで完了。

完成したところ。ベースに、トップカバーを載せただけです。見た目、いい感じに仕上がりました。

UGREA収納

肝心のSKY WATCHERを収納したところ。

上からも覗けるので、これは、良し。

書棚の上にディスプレイしました。これで埃まみれになることも無くなりました。

おわりに

SKY WATCHERは結局インテリアになってしまいましたが、今回、ディスプレイ用のケースづくりに挑戦しました。我ながら、良い出来ではないかと思っております。

この製作記録が、何かのお役に立てたら幸いです。

【UGEARS】SKY Watcherのケースを作る

SKY Watcherは、結局、2、3分しか連続で動かすことができませんでした。もう一回ばらして、トゥールビヨンの動きを滑らかにするほどの根気がないので、インテリアとして飾ることにしました。ほこりがかぶらないように、ケースを作って行きます。

 baum-kuchen.hatenablog.com

構想

縦長なのてバランスが少し悪いですが、こんな感じ。

FreeCADで2D図面の機能も使ってみました。


ベース

ベースは、パインの集成材を使います。

縁を削って少し装飾をつけて見ます。ギンナン加工用のルータビットを買ってきました。最初は、サジ面加工のビットを探してましたがホームセンターにはなかなか思った通りの物が無くて、結局これです。

何はともあれ、加工した物です。これはこれで正解でした。

トップ

トップもパイン集成材をくり抜いて作ります。上から覗ける様に大きな開口を作るのに、くり抜く案を選択しました。ルータが有ればこそ出来る技ですね。

と、少し気を抜いてしまって、ガイドがずれて、危うくオシャカにする所でした。裏面にすれば何とか使えるレベルと判断してセーフ。

くり抜いたところ。端面もギンナン加工してます。

これで、ベースとトップの完成です。

支柱

支柱は□12mmの角材を使います。これに溝を掘って透明なプラ板を挟む形にして四面作るつもり。アクリル板だと結構高くなるので、1mm厚の透明シートで済ませることに。ホコリが掛からなければ良いので。

角材に溝をどうやって掘るかを考えた末、以前作ったミニボール盤にダイヤモンドカッターをつけて簡単なガイドを作り削る方式にしました。

角材をスライドさせながら溝を掘る感じです。

これが結構大変でした。ダイヤモンドカッターで簡単に削れると思ったのが大間違い。
何度も往復させて、少しずつ溝を削ってて行きました。何とか形にはなりましたが。

溝の形が汚いです

これから

ベースを加工してから結構時間が掛かってしましました。ここからは、各部材にウッドオイルを塗り、組み立てていく訳ですが、具体的にどの様にするかはまだまだ決めてません。

支柱はトップ側に付けて、トゥールビヨンをベースに載せてから上からカバーをするイメージですが、接着剤だけで支柱が持つのかとか、やりなが考えらて行かないと行けません。

よろしかったらお付き合いください。

オーディオインターフェースを買ってしまった【TASCAM US-2x2HR】

特に意味もなくオーディオインターフェースコンデンサマイクを買ってしまいました。これで、DTM環境が一応整いました。

baum-kuchen.hatenablog.com

TASCM US-2x2HR

がっつり使う訳でもないので、お安く済ませることで、ネットで色々調べてこれにしました。かなりコスパは良さそうです。

Amazonで注文して3日後くらいには到着。

中身は本体、USBケーブル、付属ソフトのライセンスシートと言ったところ。

Marantz MPM-1000

コンデンサマイクも低価格帯のもの。マランツって昔は高級オーディオアンプとかのメーカと思っていましたが、知っているメーカのものをつい選んでしましますね。

これを選んだのは、簡単ながらマイクスタンドやXLRケーブルが付いていたからというのもあります。

バランス/アンバランス変換

で、オーディオインターフェースの出力って、バランス出力というものなんですね。今回初めて知りました。アンプの入力は、赤白のRCAコネクタ(当然アンバランス)なので、変換ケーブルが必要ということですが、amazonで探しても手ごろな(値段の)ものが中々見つかりせん。

なので、自作することにしました。ステレオの標準プラグ付きの変換ケーブルと、RCAコネクタを買って工作します。

RCAプラグもAmazonでは中々良いものを見つけるのに苦労。赤黒の端子はあるんですが、赤白は余りないです。なぜ?

見た目は、結構しっかりしたものですね。

3.5miniプラグ側をえいっとカット。

後は、RCAプラグに配線するだけです。

バランス型プラグは、TRSプラグといって、先端からT(Tip)、R(Ring)、S(Sleeve)の順で、それぞれ、+、-、GNDの順に成ります。RACのピン=+、RCA外=GNDとなるように接続します。この情報もネットで調べましたが中々出てこなくて苦労しました。本当は、バランス、アンバランスの変換装置が必要ですが、家庭で使う分には問題ないでしょう。

構成

最終的な構成は、こうなりました。オーディオインターフェースの出力とMIDI音源のミキシングをどうしようかと考え、とりあえず、MIDI音源経由でAMPに接続することにしました。MIDI音源オーディオインターフェースのCHに繋いでもよいのですが、そこは、予備に取っておくことにしました。

全景

こんな感じで設置しています。狭いです。

オーディオインターフェースMIDI音源の上(付属のUSBケーブルが短いのでPCに近づけました)です。

オーディオインターフェース付属のDAWソフト Cubase LEを立ち上げたところ。とりあえずセットアップして作動確認しただけです。Cakewalkから乗り換えた方が良いのかなといったところです。

おわりに

これで一通りのものはそろった形です。といっても、本格的にDTMをするということもなく、目的はバイオリン練習用の伴奏を打ち込むくらいです。

それと、バイオリンの演奏を録音して聞いてみて、客観的に自分の演奏のダメなところを確認するというのがありますが、まだ、あまりにもひどくて心が折れる段階なので、これは、ぼちぼちやって行きます。

今回、やって見たかったというのが、ほぼ全ての動機で環境を整えましたが、何かの参考になりましたら幸いです。

バイオリンの練習に使っている和室を音楽部屋化します【DTM環境の構築】

バイオリンの練習は和室でやってます。

練習環境の改善を目指して、

和室を少し改造し音楽部屋化します

といっても、簡易的なDTM環境を整える程度です。

目次

現状

現状は、i Phoneをのアプリを伴奏にして練習するため、アンプとスピーカー(一応BOSE)が有るだけです。いらなくなったテレビ台を活用してます。たまに、楽譜の確認のため、MIDIキーボードとMIDI音源をつないで鳴らしてました。

構想

イメージ図です。

古いものばかりすが、だいぶ前に買ったMIDI音源+MIDIキーボードを使って、簡易的なDTM環境の構築です。と言っても、別に曲を作りたい訳ではなく、バイオリンの伴奏用の音源を自作するのが1番の目的です。そのうち、マイクとオーディオ・オーディオインターフェースを買ってバイオリン演奏を録音してみようかとも思ってます。むろん、練習用です。まだまだ人様にお聞かせする様なレベルでは有りませんので。

システム構成です。点線が将来拡張のつもり。


PC用ディスプレイの購入

まずは一番足りないものとして、ディスプレイを購入。23.8インチのものを新しく書いました。1万円ちょっとですから安いですよね。

構想図に従って、ディスプレイを設置したところ。ディスプレイの下は、オーディオアンプです。

PCの移設

ひとつ前に使っていた自作PCが、ずっと眠ったままだったので有効活用します。一応、CPU Core i5、メモリ8GとDAWソフトが動く最低限のスペックはあるでしょう。

キーボード台を製作

MIDIキーボードは、いままで畳に直置きで使いづらかったです。常設できるように、ちょっとした台をDIYします。

材料の調達

近くのホームセンターで買ってきた集成材。

 ・アカシアウッド 90×20cm T=1.5 1枚

 ・アカシアウッド 60×20cm T=1.5 2枚

加工(カット)

コの字型に台を作るだけのなので、60cmの材料をカットしただけ。

5枚組み接ぎに挑戦

今回、初めて5枚組み接ぎに挑戦します。最終的には、ボンドで接着して、裏側からL形金具で補強してます。写真では、角が板厚より少し長めで飛び出していますが、これで正解。あとから整えます。

www.youtube.com

参考にした動画です。

あさり無しのノコギリで飛び出た部分をカット。ノコギリの歯が柔らかいので慣れが要りますが、上手くやると本当に面一になって気持ちがいいです。今回は、結局、あとからカンナ掛けしました(まだ技術が追い付いていません)。

オイル塗装

以前、作業机を作ったときのあまったウッドオイルを塗って仕上げです。

baum-kuchen.hatenablog.com

畳の上に置くことになるのので、足部分には、家具用クッション材を貼っておきます。

MIDIキーボード設置

キーボード台の完成です。DTMWやってますって言う感じになってきまして。ちょっと高さの割に幅が狭くて安定感に若干の難がありますが、なんとかなってます。もっとも、キーボードは弾けないので、楽譜の打ち込み用(ステップ入力)に使うつもりなので、大丈夫でしょう。

キーボードも弾けるようにと思いますが、今のところ、バイオリンで精一杯です。

完成

こんな感じで完成です。まずは、構想通りにはできたかと思います。PCのマウス置き場が狭いので、そのうちトラックボールを買おうかと思ってます。

MIDI音源は、Roland SC-55markIIです。古いです。(でも、メルカリで見たら、¥15,000位で取引されてました。)

MIDIインターフェースは、PICをつかった自作のものです。これも、5年位前に作ったものですが、今でもちゃんと使えてました。

baum-kuchen.hatenablog.com

DAWソフトは、フリーのCakewalkを入れました。まだまだ使いこなせていませんが、今練習している「タイスの瞑想曲」を入れたところです。


www.youtube.com

Cakewalkの使い方は、このYoutubeを参考にさせてもらいました。

おわりに

ということで、一通りのDTM環境が整いました。もっぱら、バイオリンの練習のために活用する環境ですが、そのうち、オーディオインターフェースとマイクを買って、自分の演奏も取ってみたいと思います。

何かの参考になれば幸いです。

 

最後までお付き合いいただきありがとうございました。

【UGEARS】SKY Watcher. Tourbillon Table Clockを作る(最終)

第7工程の組立に進みます。今回で全て完了です。果たして、ちゃんと動くでしょうか。

baum-kuchen.hatenablog.com

工程7:SKY WATCHER完成

最後の工程になります。

組立:n1

トゥールビヨンの横転を、トゥールビヨンの軸周りの回転に変換するギアです。と言ってもよく分からないと思います。

組立:n2

トゥールビヨンの横転を支えるガイドです。

組立:n3

トゥールビヨンを支えるフレームの半分。

組立:n4

同じく、フレームの 半分。写真を撮り忘れました。

組立N完成

フレームを組立てました。組立n2は、トゥールビヨンを入れてから結合します。

このフレームにトゥールビヨンがはまり、横転しながら、これ全体が鉛直軸周りのに回転します。

組立O完成

トゥールビヨンを組み込み、組立n2をつけたところ。

組立P完成

フレームの下側(写真では良く見えませんが)を付けて、組立完了です。

力の伝達の流れで言うと、これ全体が鉛直軸回りに回る(トルクを受ける)→トゥールビヨンから出ている歯車が本体部分の溝にかみ合って回転→トゥールビヨンが横転→トゥールビヨンの大歯車(テンプと反対側)が回転→ガンギ車が回転→テンプの動き、となります。言葉では上手く伝えられません。

組立完成

トゥールビヨンの組立を本体に上からはめ込み、本当の完成です。

ここから、背面のハンドルでゼンマイを巻いていくと、テンプわずかに左右に動き、時計全体が動き出したではないですか。

が、しかし、長くは続きませんでした。滑りを良くする様にろうを塗ったり、シリコンスプレーをギヤにかけたりしまたが、最大で2分弱でどうしても止まってしまいます。ここから先は根気のいる作業のようですので、一旦、完成としときます。

今回の成果

第7工程が完了し、時計として完成しました。トゥールビヨンの動きは、難解ですが、やはり複雑さの美がありますね。現時点では、残念ながら動き続ける状態までもってこれませんでしたが、インテリアとしてはありでしょう。

<結果>

・SKY WATCHER組立完成

・使用部品 No.158~179

・作業時間:1時間0分(累積:8時間36分)